LIFE LOG(花巻ビュー)

花巻ビュー

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茶寮かだん(旧橋本家)

2023年9月22日、再編集公開いたしました。
花巻が気になる方に、お役に立つかもしれない情報を発信してまいります。
2020年から新型コロナウイルスの影響で、イベントや祭りが中止となり、感染予防のため外出・外食する機会も減少しました。
まとめの記事となっております。
「茶寮かだん」の最新記事は下記からどうぞ。
賢治さんの花壇この記事が中心となっています。

hanamaki.hatenablog.com

賢治さんゆかりの花壇・大正ロマン古民家

茶寮かだん(さりょうかだん)花巻市役所から市街への下り坂(通称ひゃっこ坂)のたもとに位置しています。

  • 大正~昭和一桁時代、当時を先取り斬新な建設技術
  • 賢治さんが設計した花壇
  • 花巻市東和町の研ぎ澄まされた質の良い水を使ったユニークなランチ

www.nhk.jp

2022年6月9日、NHK Eテレ「茶寮かだん」が紹介されました。

 

「ひゃっこ坂」のたもと、一方通行なので車輛は上がれません。
駐車場は正面から下った場所にあります。

旧橋本家別邸に残る賢治ゆかりの花壇
旧 橋本家(大津屋)別邸は、三代目喜助氏が病弱な夫人トシの為に、昭和二年に建てられました。
「ひゃっこ坂」沿いに設けられた土塀と同じ緑色の瓦をのせた建物は、当時「緑御殿」と呼ばれ、庭園には南に下る敷石通路と土塀の間に賢治ゆかりの花壇があります。
賢治は花が好きだった又従兄弟にあたる、三代目喜助の夫人トシへのお見舞いに花壇の設計をしたと言われております。
この南斜花壇は、時期的に賢治の最後に手掛けた造園とおもわれ、当時の素材のまま残る唯一の花壇 と言われております。
お気軽にお立ち寄り下さい。

旧橋本家別邸
賢治ゆかりの花壇

以上抜粋しました。「ふるカフェ系 ハルさんの休日」では昭和3年に建てられたと聞きましたが…まあいいでしょう、1年ぐらい(笑)
よく見ると「二」の上部が欠けているようにも見えます。
「三」の一番上のーが何らかの理由で、無くなり「二」に見えた、つまりは昭和3年に建てられたということで良さそうです。

茶寮かだん正面

当時の建設技術が集結、花巻でこのような民家が存在していることに感動です。

上記はお休みの日、初めて訪問してお休みでも「次は必ず営業している時に来るぞ」と思わせる門構えです。

こちらは通常営業中、開いててよかった。
予約をおすすめしています。

hanamaki-kadan.com

ほとんどの方がたのむ「本日のランチ」、売り切れの際は「おしるこ」がおすすめです。
ミックスピザもあります。

日曜日がコーヒー付き、平日はコーヒー別……だったかな?
2022年から続く物価高、2023年は更なる値上げラッシュで価格も上がったかもしれません。

 

旧橋本家和洋折衷

今で言えばインスタ映えする外観です。

映えるこ橋本家、お上品な古民家です。
いつか「人生の楽園」でも紹介してほしいお店…お店と言っていいのしょうか(笑)

正面入ると、右側は緑豊か、当時としてはモダンな和の庭といったところでしょうか。

格子戸をくぐりぬけ♬ by 小柳ルミ子…60歳以上の方は即わかります(笑)
ちなみに下記画像の左側はスクラッチタイルです。
クラッチタイルとは、タイルの表面に櫛で引っかいたような細い溝の模様がある無釉(むゆう)タイルのことで、光に対する反射がほとんどみられないため、陰影があり重厚感を醸し出します。当時としては最先端の技術だったと思われます。

お店に入ると入り口の演出が嬉しい「かだん」いい感じなのです。

今や「サザエさん」で登場するのみとなってしまった黒電話。
「ハルさんの休日」によると現在(2022年6月)赤電話が設置されているようですね。

茶寮かだんの内外

茶寮かだんには4~5部屋存在します。
入ってすぐ左側はご覧の通り、艶やかな洋間です。
この洋間でもランチ(後出のチキンのランチ)をいただきました。

縁側からの美風景

平家の古民家独自構造で、夏でも涼しい~
2022年6月は模様替えされたようです。

 

茶寮かだん和室

日本人なら落ち着きの畳でしょう。

所々に大正時代から昭和一桁のわびさびが出てきます。

奥様達が「同窓会?」でご利用されていました。
そんなご利用の仕方が似合う「茶寮かだん」です。

いかがですか、匠が作った見事な空間、美しい格子。

日替わりランチ

最も奥の部屋、いや~ 落ち着きの空間、夏でも爽やかです。

下の画像を一番掲載したかった(笑)
ちょっと、分かりずらいですね、昔は鍵穴に先が丸くなっているねじタイプのカギを差し込んでグルグル回すのが普通でした。懐かしいです。

いたるところ、格子形状の高い技術を確認できます。
電灯は斬新、お宝ですね。
すいません、不謹慎でした。

2019年当時の値段です。
日替わりランチが無い場合は……やっぱり「おしるこ」でしょう。

この日のランチは「骨なし和風チキン」だったかな?
あっ、小鉢・みそ汁が美味しいです、ご飯も。
ご主人が毎朝市内東和町から汲んでくるこだわりの水を使用しています。

この日の日替わりランチは「エビフライ」
小鉢の「みず(山菜)」美味いよね、みずそのものにはほとんど味がありませんが、たれの味付けと歯触りが最高です。

これも東和町の水を使用したハンドドリップ式アイスコーヒーをどうぞ。

賢治ゆかりの花壇

NHKブラタモリ」でも紹介されました。

www.nhk.jp

旧橋本家別邸に残る「賢治ゆかりの花壇」が一般公開されています。

賢治さんと橋本家は親戚同士だったため、賢治さんが橋本家の敷地内に花壇を設計したのですね。

裏側(西側)からも出入りができます。

「茶寮かだん」で食事を取らなくても、花壇の見学ができます。

初夏の緑、秋の紅葉が映えることでしょう。
癒やしの空間を与えてくれる「茶寮かだん」
あってよかった、花巻に。

茶寮かだん食事のおすすめ度

ボリューム ★★★★★
美味しさ ★★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★

過去の記事もどうぞ。

hanamaki.hatenablog.com