2023年11月12日、再編集投稿いたしました。
花巻が気になる方に、お役に立つかもしれない情報を発信してまいります。
目次
豊沢川とは?
- 豊沢川は花巻市域の中央をほぼ南東に流れて北上川右岸に注ぐ一級河川です。指定流路延長は約28.8キロメートルです。
- 豊沢川は水の透明度が高く、綺麗な清流。良型のイワナ・ヤマメが釣れます。
- 豊沢川沿いは宮沢賢治さん作品のモデルとなりました。賢治さんは幼少の頃、頻繁に川遊びに訪れたり、夜水引きの体験を詩に刻んだりしました。
- 豊沢川には「風の又三郎」に登場するさいかち淵やまごい淵の跡があります。また、豊沢橋には「銀河鉄道の夜」などの作品のモニュメントが配置されています。
豊沢川は賢治さんの童話「風の又三郎」に登場する、花巻市内を流れ下流が北上川に合流する河川です。
風の又三郎
賢治さんが子どもの頃、川遊びをしたと言われるのが「豊沢川」です。
賢治さんは豊沢川の両岸を「さいかち淵」と呼び、童話「風の又三郎」や「さいかち淵」に豊沢川は登場します。
大きなさいかち*1の木がある豊沢川での水遊びが、賢治さんの思い出の場所だったのでしょう。
さいかち渕
花巻市豊沢町の豊沢川に、当時から残っているサイカチの巨木があり、現実に存在する場所として現在公園に登録されている。ただし、作中に描かれたような淵は戦後の台風とその後の河川改修によって現在は消滅した(最初の映画版はその付近でも撮影を行っている)。跡地の近くの石神町と豊沢川の道地橋の近くには、本作の前身である「さいかち淵」の一節を刻んだ「さいかち淵の碑」がそれぞれ建立されている[1]。サイカチの木にはカブトムシが寄ってくるため、カブトムシをサイカチと呼ぶ地方もある。
花巻市内には賢治さん作品に関する石碑が多く存在します。
豊沢川の四季
四季折々の豊沢川の風景をお楽しみください。
春の豊沢川
豊沢川沿いは桜の名所、穴場的な名所と言ってもいいでしょう。
両岸の桜並木は、毎年花巻市民に癒しを提供してくれます。
桜の花びらがチラチラ舞い始め、遊歩道に落ちる「散り始め」が個人的におすすめです。
新型コロナウイルスの影響(2020年~2022年)で、春に限らず飲食の自粛が呼び掛けれらています。
本来は、散策や犬の散歩、仲間との飲食、ボール遊びなどに利用できる自由な場所です
(マナーを守りましょう)。
夏の豊沢川
穏やかな流れ。
海のない地域では、私を含めて皆さん川で泳いだりしたものです。
子どもは川遊びが大好きですからね。
秋の豊沢川
水かさがかなり増える場合もあります。
氾濫を繰り返して、現在の位置に落ち着いたのかもしれません。
最近は氾濫もなく、穏やかな川の流れです。
ご覧になれますか? 真ん中の水鳥が。
冬の豊沢川
2021年~2022年の冬季、全国的に雪・風が強く、花巻も例外ではありません。
遊歩道(賢治さんと歩く心象ロード)も長靴でなければとても歩けません。
賢治さんも実家、豊沢町の雪かきをしたのでしょうね。
最近は温かい冬も多く、渡り鳥が間違って? 早目に帰ってしまうこともあるような。
不動橋から撮影するとなかなか良い構図の豊沢川が撮影できます。
豊沢川沿いの彩り
「賢治さんと歩く心象ロード」と名付けられた遊歩道をゆっくり歩きます……。
花巻で生まれ育った方で、もちろん皆が認める最も有名な方「宮沢賢治」。
かつて「秘密のケンミンSHOW」で地元の人は皆「賢治さん」と呼んでいますと伝えていましたが、ついつい親しみを込めて敬称無く「けんじは……」と呼んでしまいます。
すいません、賢治先生。
賢治さんと発見
豊沢川の個人的感想をまとめました。
豊沢川は賢治さん作品に欠かすことができない、登場人物(人間ではありませんが)です。
賢治さんとの密接度 | ★★★★★★ |
四季折々の景観 | ★★★★★ |
花巻市民との結びつき | ★★★★★ |